我々は机の上のボールペンを取るとき、取ろうと意識することで体が動きその目的を完遂します。

体を動かす前にはまず動かそうという意思が生まれその後、目標とする行動を意識することで初めて体は動きます。これを随意運動といいます。

この随意運動は中枢神経⇔末梢神経⇔筋肉間での信号の伝達で成り立っています。

逆に意思を持たない体の運動を不随意運動といい、主には中枢神経の障害で勝手に体が動くことをいいます。

我々の日常生活動作や運動はすべて学習、経験により拙い動きから精緻な動きへ昇華します。

最初は注意深く集中し意識して動きを覚えていきますが、容易く動けるようになると集中や意識することが薄れていきます。

これはある意味、随意運動の落とし穴で、加齢とともに日常生活動作は単純化され中枢神経⇔末梢神経⇔筋肉間での信号の伝達が簡易化されることにより一度に複数の信号の伝達が阻害されることになり、体のコントロールに弊害を及ぼすことにつながります。

例えば、ストレッチポール上で両手を伸ばした状態で片足を浮かせるという動作をするとき

本来であれば丸いポールに寝て接地しているのが片足のみという不安定な状態になるので意識としては
1、転げないように体幹を安定させる
2、片足を浮かせる

という2つの意識を持たないといけません。
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これが片足を浮かす意識しかないと当然バランスを崩しますし、転げないように体幹を安定させる方にだけ意識が働くと足は浮かすことができなくなります。
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この動作を完遂するには意識を2つに分散化しなければならないのです。

続く・・
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